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羽鳥仕舞い

2泊で福島へ帰省


山梨へ帰ってきたら山百合が咲いていて

その香りに出迎えられ


ちょっと季節が変わったように思えました

お盆が過ぎましたからねー


今回の福島への帰省

目的は、旧我家の片づけ


奥羽山脈を分水嶺とし

ほんのすこーしだけ日本海側に位置する

結構山の中の小さい集落に我が家はあります


近年大規模なトンネル工事が終わり

ずいぶん便利になったとはいえ

里まではなかなか長ーい峠を降りる必要があります


そんな我家を

この度、やっと手放す気持ちになり


もう住まなくなって12年経つのに

光熱費を払ってまで維持していたのは

割り切れず、諦めがつかなかったからで


住もうと思うほど

好きな場所だったわけで


古い小さな家を買って

自分達でリフォームをして

楽しかった、という愛着と


小さな子供たちと過ごした家だから

彼らの姿が思い浮かぶということと


それからやっぱり

ここで暮らせなかったということが

うまく納得できていないのかもしれない


そんな風にはもう1ミリも思ってなかったんですが

今回片付けをして

大好きなお家にさようならを言った時に


さみしさだけじゃない悲しさを強く感じていて

「悲しい」は「さみしい」より

他者に対する感情を含むような気がして


でも一体なんだろう

この強い悲しさ、解せない


もう既にお別れは半分済んでいるはずだし

ここに住み続けなかったことの恩恵も実感しているのになぁ


この気持ちの中身をちょっと数日

考えてみようと思っています


今回の旅は受験生の長男は同行せず

次男と娘と若林の4人旅だったのですが


次男と娘は当時小さかったので

この家にあまり思い出はないようで

若林はあまりメランコリックとか表に出さない人だし


一行の中でみんなが引くくらい

私だけが悲しくしていました


山梨へ帰ってきて留守番長男に

「あの家の思い出はある?」と問うと


あるよ!

きんちゃんとか、たけちゃんとか

落ち葉プールとか


もう体の大きな長男の口から出る

学校のプールでダイナミックに飼ってた金魚の名前


人は過去から続いているな

場所も物も、過去から今へ続いているし

福島と山梨も続いていてる


ああみんな繋がっているな

事実がそこにあるから、大丈夫ー


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