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彫刻

彫刻

つよく、うつくしいカタチ
​弱みは強みにかわる
メインモチーフは節穴です
2015.08 019.JPG

節穴について

抜節は

折れた枝をかばいながら

成長した箇所

​

枝が抜けてそこに空いた穴が

抜け節

​

樹は人と違い、生きた軌跡が

カタチとして目に見える

​

生きているものが

生命を維持するために

とった行動が

カタチという軌跡に

なってここにある

​

抜節は、

傷ついても生きて

年輪を重ねた痕

​

強くうつくしいカタチ

理中

理中

ヒノキ

2026KAJIMA彫刻コンクール

​ベスト8入選作品

生きている木にとって、抜け節は傷口であり、成長の途上で生まれた弱点です。

けれど木材となったその部分は、油分を蓄え、硬く、腐りにくい強さを帯びます。

人もまた、生き物として同じ道理の中にあります。

傷や喪失、マイナスの出来事を経ることで、新たな力を宿すことがあります。

抜けのかたちには、その変化の証が刻まれています。

その美しさに触れるとき、人間もまた木と同じ仕組みで生きていることを、思い出します。

IMG_8848 2.jpg
穴達

ただよう

​アカマツ

2023KAJIMA彫刻コンクール

​模型入選作品

IMG_4100.JPG

穴達

​アカマツ

見ているようで、見られている

2019KAJIMA彫刻コンクール

​模型入選作品

残生

​残生

画像をクリックしてご覧ください

スギ、マツ、ヒノキ

​山梨県 河口湖ハナテラス他

朽ちていく過程のような

生まれてくる過程のような

風化や劣化など

ものが朽ちていく過程では

軟らかいところから姿を消し

硬いところだけが残る

​

節は後者

​

物体としては

死に近づいているようであり

現れた形はまるで

土から生えてきたような形

​

うまれたてのような

ほっこりと平和な風貌で

春に芽生える山菜のように

 

森で出逢ったら

ついうれしくなるような

​

摘んで家に持って帰ったら

子どもたちがわぁっと喜ぶような

そんな形だった

反転の森

​反転の森

サクラ、ホウ、エンジュ、ケヤキ、クリ、カエデ他

​山梨県富士川児童センター

家具や造りつけカウンターと

共に収めた大型壁面彫刻

図書スペースの上部

幅7Mのたれ壁に設置した壁面彫刻

​

個性豊かな子どもたちの間で

共有されるさまざまなこと

いつか吹く反転の風のことを

福島の樹々で表現しました

​

​

​

​

とんがり葉っぱ
まんまる葉っぱ

​

赤い木、白い木、黄色い木

​

みんな違うから
得意なことも違う

​

上に伸びる木
横に広がる木

​

逆さまに生える木
目に見えない木

​

そんなのないって?

​

決めつけちゃいけないよ
あるかもしれない

​

違うからこそ
限られた森で
みんなが生きていける

鳴き声

鳴き声

ヒノキ

節穴が鳴いたら

土ぶえをもらったので吹いてみた

最初の数日は音が鳴らなかった

 

土ぶえは、土でつくった丸い塊に

穴だけが空いている

​

これで音を出すのは

ビール瓶を鳴らすのと原理は同じ

​

土ぶえの穴の深さ、穴のむき

こつをつかむと音が鳴るようになる

​

穴が空いているだけなのに不思議

​

節穴がもし鳴くときは

きっと同じように

風がうずを巻いてのぼるのだろう​

​

​

ふたたび

ふたたび

スギ、マツ、ヒノキ

​山梨県 河口湖ハナテラス

孵化した蚕が繭を形成し

成虫へと変態を遂げる

姿を変えてふたたび生きる

樹から節が、

節として生きるこれから

​今はその時をそっと待っている

吸収と排出を繰り返し、成長する
伐採され木材となるが

木はこの時点で生命を失うのだろうか


木材となり、例えば僕の手によって
彫刻や家具に形を変える


その間もその後も
樹の時間は途絶えることなく
続いているのではないだろうか

​

変態を遂げながらふたたび三度
生命は続くのかもしれない

節穴標本

節穴標本

スギ、マツ、ヒノキ

​六花亭製菓 第5期六花ファイル選出作品

標本は、

その生物の存在を証明し

特性を明らかにするための

大事な証拠である」

wikipedia

木に囲まれた森の中にいても

節の姿は見えない

 

しかしそこに節は、確かに存在し

役割を果たしている

 

木を存在させる構成要素には

表に現れており目に見えるものと

表に現れず目に見えないものがある

 

その全てが機能し関わり合うことで

木はそこに存在している

 

目に見えないもののうち

ひとつだけでも、もし可視化出来たなら

身近な人や世界が

全く違って見えるかもしれない

 

見えないものを見ようとする努力で

気づき改め、変わることが

出来るかもしれない

共に成る

共に成る

サクラ、クリ

​山梨県富士川町観光大使委嘱記念品

欠けたもの同士が

​共に成る

2種類の欠けたカタチが

合わさって

ひとつのカタチをつくる

​

それは

共に成す

​

それに加えて

それぞれが存在を濃くしていくと

​

共に成る

​目指すはそこ

昇和

昇和

札幌軟石

​北海道新十津川町 ホアルの森

北海道札幌市 ぽすとかん

​山梨県甲府市 芸術の小径

初めて手がけた彫刻作品です

​2012年から製作

目の前の石に心を映そうと考えた

頭がまだそれを考えているうち、

手は石を削り始めた

頭が悩んでも、手は止めないでおいた

 

まず、石を立たせた

次に安定させるため三脚にした

石は、ここまでで立ち上がり自立していた

個として存在する時に正面はどこだろう

左右は対照が良いだろう

 

気づくと手が合わさるカタチになっていた

驚いた

 

集中しようとする時、僕は手を合わせる

心を映そうと集中していた僕の心は

見事にそこに映っていた

写真は札幌軟石ですが

最初につくったのは大理石

土で形成した焼き物や

​ケヤキの大木でもつくっています

​

​

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